コラム

足場材の腕木とは?単管足場の構成も解説

投稿日:2023.9.29  更新日:2023.12.25

建築や土木の工事にあたって、足場は欠かせません。
しかし、なかには足場の部材がよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、足場の部材の1つである、足場材の腕木について紹介します。
あわせて単管足場の名称と役割についても解説しています。
足場材の腕木、単管足場について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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足場材の腕木とは

足場材の腕木とは、支柱である2本の建地を繋ぐ短い単管パイプを指します。
「転ばし」「転がし」とも呼ばれます。

なお、建築での腕木はホゾに差し込まれており、一方には支えがありません。
看板をぶら下げる目的で利用されます。

また、電柱が木製だった頃から存在しており、電線を張る役割がある横木は腕木と呼ばれていました。
しかし、木材から金属製に変わってからは「腕金」と呼ばれています。

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足場材の腕木の役割

足場材の腕木は、歩み板である足場材を支える役割があります。
足場材のブラケットと同じような役割も持っています。

ブラケットとの違い

足場材の腕木はブラケットと同じように足場を支える役割がありますが、形状が異なります。
ブラケットの形状は直角三角形の形状をしていますが、腕木は壁や柱から水平に貫通して反対側に飛び出している棒状のものです。
さらに取り付ける場所も異なります。

ブラケットは足場材に取り付けて固定するものに対して、腕木はブラケットに取り付けて足場材を支えます。

単管足場では腕木を使用

単管足場では、腕木が使用されています。
単管足場は非常に頑丈で、高い耐荷重能力であるのが特徴です。
使用される場面としては、主に高層建築場や複雑な建物構造などです。

また、単管パイプと足場を軸にさまざまな形状ができることから、狭い場所で足場を組み立てるときにも使われます。
ただし、単管足場は強度や安全面において他の足場よりも劣るという特徴もあります。

単管足場の名称と役割

単管足場には名称と役割があります。ここでは、以下の名称の役割を詳しく解説します。

  • 建地(たてじ)
  • 腕木(うでぎ)
  • 筋かい
  • 根がらみ
  • 敷板
  • 作業床
  • 手すり
  • 中さん
  • 幅木

建地(たてじ)

建地とは、地面と垂直に立てられた支柱のことです。
建地は支柱足場の基本です。
建地が垂直でないと足場がゆがんで事故につながる恐れがあり、安全に作業するには建地の設置の際にしっかりと計測する必要があります。

布とは、建地と建地を水平に固定し、補強するものです。
長手方向の水平材を布と呼んでおり、布地ともいいます。

さらに手すりについても布という名称で呼ばれており、最初は混同してしまうかもしれません。
世間一般でイメージされる布、シートとは全くの別物です。

腕木(うでぎ)

腕木とは、布とは逆に短手方向の水平材で、内側と外側2本の建地を固定するための短い単管パイプを指します。
作業床の設置に必要です。

筋かい

筋かいとは、支柱と支柱の間に斜めに入れて、足場の構造を補強するための部材です。
筋かいには横揺れを防いだり、変形を防止したりする効果があり、耐久性を高めるうえで欠かせません。
実際、建築基準法でも一定の割合で筋かいをするよう決まりがあります。

根がらみ

根がらみとは、1本の支柱に水平力が集中して足場の支柱がずれるのを防ぐ、根本を固定している横木のことです。
足場の1段目に使用されており、根がらみによって垂直に立てられている部材の倒壊、ズレを予防できます。

敷板

敷板とは、足場の重さによって地面が沈んだり、滑ったりするのを防ぐために敷く板のことです。2m〜4mあり、複数の支柱を乗せられます。

作業床

作業床とは、名前のとおり作業にあたって必要になる床のことです。
踏床、足場板ともいいます。

手すり

手すりとは、足場での作業時に安全のために掴む場所です。
また、作業者が墜落転を防ぐために設置します。
高所での作業になると、安全帯を取り付けることもあります。

中さん

中さんとは、作業床と手すりの間に設置する水平の部材のことです。
10年ほど前まではありませんでしたが、平成27年に厚生労働省の労働安全衛生規則改正によって取り付けが義務化されました。
中さんで、作業中に足場から転落するのを防いでいます。

幅木

幅木とは、作業床から足を踏み外さないようにする落下を防止するための板です。
幅木は木製もしくは金属製で作られており、強度や性能に均質性があって燃えにくく、経年劣化しにくいものである必要があります。
さらに、本体の高さが15cm以上必要です。

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足場のスパンに関する法的基準

足場のスパンとは、建地同士の間の距離のことです。鋼管足場で「建地の間隔は、けた行方向を1.85m以下、はり間方向は1.5m以下とすること」(571条1項1号)という規定があります。
けた行方向とは作業床に取り付ける作業面に対して平行方向、はり間方向とは腕木を取り付ける作業面に垂直方向のものです。
このことから、足場のスパンは1.85mが上限ということになります。

足場腕木は作業床を設置するのに必要な部位

この記事では、足場腕木についてご紹介しました。
足場腕木とは、支柱である2本の建地を繋ぐ短い単管パイプを繋ぐものです。
足場腕木について知らなかった方は、本記事を通してしっかりと理解できたでしょう。

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