コラム

足場の最大積載荷重とは?各足場の基準と表示義務について

投稿日:2023.7.12  更新日:2024.1.10

足場の最大積載量について理解を深めたいと考えていませんか。許容積載荷重との違いが判らず悩んでいる方もいるでしょう。最大積載荷重は、足場1スパンごとに耐えられる重さです。具体的な重さは足場の種類により異なります。ここでは、最大積載荷重の概要と許容積載荷重との違いを解説するとともに主な足場における基準を紹介しています。以下の情報を参考にすれば、安全かつ適切に足場を組み立てやすくなるはずです。これらについて理解を深めたい方は確認しておきましょう。

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足場の最大積載荷重とは

わかりやすさを重視するため、まずは建築物の積載荷重から解説します。建築物における積載荷重は、建物の床に加わる荷重です。具体的には、時間や空間で変動する可能性がある鉛直方向の重さ(人・家具・家電など)を指します。ちなみに、鉛直は水平に対して垂直、つまり重力がかかる方向といえるでしょう。

足場における積載荷重も基本的には同じです。作業員、工具、資材などを布板に載せたときに生じる鉛直方向の重さを意味します。では、最大積載荷重はどのような意味なのでしょうか。端的に説明すると、布板を組んだ状態で1スパンごとに耐えられる積載荷重を表します。つまり、1スパンあたりどれくらいの重さに耐えられるかを意味します。ここでいうスパンは、足場の建地(支柱)間における布板の合計です。

下記の記事では、足場の建地について解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
関連記事:足場の建地とは|主な役割と押さえておきたい補強のポイント

許容積載荷重との違い

最大積載荷重とよく似た用語として許容積載荷重があげられます。両者の意味は異なるため、違いを明確に理解しておかなければなりません。許容積載荷重は、1枚の布板が耐えられる重さです。つまり、布板1枚あたりにおける積載荷重の上限を表します。両者は似ていますが、重さに耐える対象が異なります。

一般的な布板の許容積載荷重は次の通りです。

【目安】

  • 幅500mm:250kg
  • 幅300mm:150kg
  • 幅240mm:120kg

1スパンあたりの許容積載荷重はこれらを組み合わせて計算します。例えば、建枠幅が1,200mmであれば500mm×2枚となり1スパンあたり500kgになります。ただし、この値がそのまま最大積載量になるわけではありません。

足場の最大積載荷重の計算方法

足場の最大積載荷重は足場の種類により異なります。建設業労働災害防止協会「足場の組み立等作業の安全」を参考に、枠組足場・単管足場の基準を紹介します。さらに、次世代足場についても解説します。

枠組み足場の場合

枠組み足場における最大積載荷重は次の通りです。

 

足場の種類 最大積載荷重/スパン
標準枠組み足場 建枠幅 1,200mm 500kg以下
簡易枠組み足場 900mm 400kg以下
簡易枠組み足場 250kg以下

 

床付布枠により決まる場合、床付布枠の最大積載荷重は以下のようになります。

 

幅・枚数 建枠幅 最大積載荷重/1層・1スパン 同時積載層数
500mm・2枚敷 1,200mm 500kg以下 2
1,219mm
500mm・300mm・各1枚敷 900mm 400kg以下 2
500mm・240mm・各1枚敷 914mm 370kg以下 2
500mm・1枚敷 750mm 250kg 2
762mm
500mm・1枚敷 600mm 250kg以下 2
610mm

 

区分 長さ 許容積載荷重
床付の布枠 240mm 1,800mm 120kg以下
1,829mm
300mm 1,800mm 150kg以下
1,829mm
500mm 1,800mm 250kg以下
1,829mm
低層枠用の床付布枠 500mm 1,800mm 250kg以下
1,829mm

 

以上の条件をもとに、具体的な重量を算出します。

下記の記事では、枠組み足場について詳しく紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。
関連記事:枠組み足場(ビティ足場)とは?特徴や組み立て方、安全に対する取り組みを解説

単管足場の場合

単管足場における最大積載荷重は次の通りです。

 

足場の種類 最大積載荷重/スパン
単管足場 400kg以下

 

労働安全衛生規則第571条四にも四百キログラムを限度とすることと記載されています。同じスパンに同時積載できる層数は2層以下、また連続するスパンに積載しないこととなっています。

枠組足場、単管足場以外も、「足場の組み立等作業の安全」で基準が示されています。例えば、ブラケット一側足場(単管)は150kg以下(1スパンあたり150kg以下、建地1本あたり100kg)、吊り枠足場は片側200kg以下(両側合計で400kg以下、鉄骨梁取り付け式吊り足場・鉄骨柱取り付け式吊り足場片側200kg以下)です。さらに詳しい情報は「足場の組み立等作業の安全」などでご確認ください。

次世代足場の場合

次世代式足場は、従来の規格を安全面や施工面などから見直したものです。基本的には単管足場などに分類されますが、各メーカーが販売している次世代足場の最大積載荷重は従来の製品とは異なります。参考に、次世代足場「Iqシステム」で提示されている基準を紹介します。

 

条件 最大積載荷重
1層1スパンあたり 同一層連属スパン載荷 250kg以下
同一層連続スパン以外の載荷 400kg以下

 

ただし、床付布枠の許容積載荷重を超えないこととされています。示されている値は、240mmが120kg、490mmが245kgです。したがって、布板の幅が1,107mmの場合、1スパンあたりの重さは400kg以下(490mmの布板を2枚使用しますが最大積載量が400kgのため)になります。(※以上のほか、梁枠で構成された開口部情報の足場の全積載荷重は800kg以下、梁枠上の積載は均等に配置することとなっています)

出典:株式会社タカミヤ「Iqシステム仕様基準」

足場積載荷重表示の決まり

足場の最大積載荷重は表示しなければなりません。労働安全衛生規則第562条3で以下のように定められているからです。

3 事業者は、第一項の最大積載荷重を労働者に周知させなければならない。

出典:e-GOV法令検索「昭和四十七年労働省令第三十二号労働安全衛生規則」

また、労働安全衛生規則第562条には「作業床の最大積載荷重を決め、かつ、これを超えて積載してはならない」とも記載されています。これらを守って足場を設置することが重要です。

足場を組み立てる前にルールを確認

ここでは、足場の最大積載荷重について解説しました。簡単に説明すると、布板を組み合わせた状態で1スパンごとに耐えられる積載荷重といえるでしょう。具体的な基準は、足場の種類により異なります。よく似た用語として許容積載荷重があげられます。こちらは1枚の布板が耐えられる重さです。労働安全衛生規則で、最大積載荷重を超えてはならないこと、表示しなければならないことが定められています。ルールを確認してから、足場を組み立てましょう。

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株式会社カセツ商会は、千葉県野田市に本社を置く、建設用足場資材の販売・買取の専門業者です。同社は、新品・中古の足場資材を中心に、建築現場で必要とされる仮設資材を幅広く取り扱っています。
具体的には、足場資材、単管パイプ、仮囲い、敷き鉄板などを提供しており、また、現場で使用される親綱や保安部品も取り扱っています。
地元はもちろん、全国の足場工事業者をはじめ、工務店、一般建設業者からも支持を受けています。

創業以来、お客様に安心・安全な建設資材を提供するため、同社では品質にこだわった商品の提供に努めています。特に中古足場資材に関しては妥協を許さず、徹底的な検品、修理を行いお客様が安心して使用できる中古足場資材を提供することを心がけています。

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新品・中古の足場をはじめとした建設資材を幅広く取り扱っており、中古商品については、プロによる点検・補修が済んでいます!
また、中古足場でも新品足場でも、注文は各営業所で受け付け、1本、1個から全国に配送しています。

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