次世代足場ダーウィンって?特徴や組み立て方、他製品との違いを徹底解説
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これまで当たり前とされていた枠組み足場の規格などを、改めて安全面・施工面・管理面から全面的に考え直した次世代規格の足場の総称を「次世代足場」と呼んでいます。
そんな次世代足場にもいくつか種類があり、その中でもさまざまな現場で広く採用されているのが「ダーウィン」です。
本記事では、次世代足場ダーウィンの特徴や組み立て方に加え、他の次世代足場について特徴や違いをご紹介します。
目次
次世代足場とは
次世代足場は従来のくさび式足場から派生した足場で、一言で表現すると時代に合わせてバージョンアップされた足場と言えます。
くさび式足場が登場した1979年から半世紀を経て、作業現場を取り巻く環境は大きく変化してきました。
成人男性の平均身長は約10cm伸び、そこに安全靴やヘルメットを装着すると当時より20cmほど高くなります。
また、業界では慢性的な労働者不足により、安全性や作業負担についても問題視されるようになりました。
そうした点を多角的に捉え、全面的に見直された上で誕生したのが次世代足場です。
従来の足場に比べて安全性が高く、別途安全部材を取り付ける必要がないことから作業負担の軽減やコストカットにも繋がっています。
次世代足場「ダーウィン」とは
次世代足場「ダーウィン」は、日建リース工業株式会社によって開発されました。
これまで足場といえば重い、狭い、揺れる、うるさい、外れるなどといったことは当たり前でしたが、それらの不満を一気に解消するとともに、手すり先行工法に完全対応し、さらにはスピーディーな組立・解体まで実現した新しい足場です。
ダーウィンの特徴
ダーウィンには多くのメリットがありますが、中でも注目すべき点は以下の5点です。
- ・組立・解体が簡単
- ・集積・保管・運搬が楽
- ・空間が広い
- ・階高が1,800mmと1,900mmから選べる
- ・抜け止め機能付き手すり
オンディスク方式を採用したことで組み立てる際にくさびを持ち上げる必要がなくなり、従来の足場に比べると工数が大幅に削減されています。
また、オートロック方式により接続や開放を瞬時に行えると同時に、安全性も向上しました。
一方で、支柱材は通常より細いΦ42.7mmの棒状となり、重量も従来に比べて軽くなっているため、持ち運びが簡単でコンパクトに保管できる点も注目されています。
さらに階高を高くすることにより腰や背中を曲げて作業していた環境が大きく変わり、作業員の身体への負担が軽減されたことに加え、部材の搬入なども非常にスムーズに行えるようになりました。
このように、次世代足場ダーウィンは時代に合わせて大きく進化した足場と言えます。
ダーウィンの組み立て方
ダーウィンは手軽に組み立てや解体ができるのがメリットの一つとご紹介しました。
ここでは、ダーウィンの組み立て方について具体的に見てみましょう。
- 敷板を配置する
- ジャッキベースを設置する
- 1段目の支柱を立てる
- つなぎ材を支柱のディスクに差し込む
- ジャッキベースで水平レベルを調整した後、つなぎ材のくさびを打ち込む
- ジャッキベースのベースプレートを敷板に釘で固定する
- 足場の後踏み側に先行手すりを取り付ける
- 足場の前踏み側に2段手すりを取り付ける
- 枠幅方向につなぎ材を取り付ける
- 2段目の後踏み側に先行手すりを1層下から取り付ける
- 2層目の鋼製布板を1層下から取り付ける
- 階段枠をつなぎ材にかけて2層目に上がり、階段開口部手すりを取り付ける
- 前踏み側と桁面側の2段手すりを取り付ける
- 幅木を4面に取り付ける
- 2段目の支柱を差し込む
以上で1層目が完成です。
2層目以降は、10〜15の作業を繰り返して進めましょう。
ダーウィンの値段
次世代足場ダーウィンの値段については、公表されていません。
今後は中古品が出回ることも予想されますが、現時点では「日建リース工業株式会社」が販売元となっているためです。
カセツ商会では次世代足場ダーウィンを取り扱っておりますのでお問い合わせください。
その他の次世代足場
今回はダーウィンをメインにご紹介してきましたが、他にも現場で採用されている次世代足場は多くあります。
ここでは、その中でも人気の次世代足場について簡単に解説します。
Iq
ヘルメットがぶつからない階高1,900mm、作業支柱間隔1,107mmの広い空間で作業できるのが特徴です。
軽量高張力鋼管を採用し、くさび式支柱に比べて重量を2kg低減。
手すり、支柱接合部に抜け止め機能を設置したことで、大組・大外しも安全かつスピーディーに行えるようになっています。
アルバトロス
より確実な先行手すり工法を実現し、安全帯取付設備及び斜材の代用としても活用できる上、従来のくさび式足場に比べて梱包容積を約60%まで圧縮したことで、住宅密集地でも作業しやすくなっています。
また、従来の「ほぞ方式」に代わり着脱可能な連結ピンを採用、専用のカラー材なしで大引き受けジャッキが使用でき、支保工としても使用可能です。
下記の記事では、アルバトロスについてさらに詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
ファステック
先行手すり材が足場の組み立てシステム内にセットされているため、別途設置する必要がないのが特徴です。
緊結部がポケット式になっているため剛性度が高く、1人で組み立てができることに加え、布材や腕木材の仮置きもできるためスムーズに作業が進められます。
ミレニューム
「枠組足場」と「くさび緊結式足場」のメリットを兼ね備えた足場で、通常使用で高層現場に対応可能、補剛材を使えば高さ70mの超高層現場にも対応できます。
また、先行手すり筋交いはハンマーを必要としないため、住宅密集地でも静かに組立・解体ができるのも特徴です。
安全・省力化を目指すなら次世代足場がおすすめ
本記事を読んでいただくことで、次世代足場「ダーウィン」についてご理解いただけたと思います。
ダーウィンは、安全性や施工性など建設現場における課題を解消する目的で生み出された新しい足場です。
近年の環境変化や作業員不足により、今後はさらにシェアが拡大していくでしょう。
作業の効率化、作業員の負担軽減のためにも、次世代足場ダーウィンの採用を検討してみてはいかがでしょうか。
中古足場材の販売の株式会社カセツ商会ではダーウィンの他、アルバトロス、Iq、ファステック、ミレニューム、すべての取扱いがあります。
カセツ商会について
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同社は、新品・中古の足場資材を中心に、建築現場で必要とされる仮設資材を幅広く取り扱っています。具体的には、足場資材、単管パイプ、仮囲い、敷き鉄板などを提供しており、また、現場で使用される親綱や保安部品も取り扱っています。
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創業以来、お客様に安心・安全な建設資材を提供するため、同社では品質にこだわった商品の提供に努めています。
特に中古足場資材に関しては妥協を許さず、徹底的な検品、修理を行いお客様が安心して使用できる中古足場資材を提供することを心がけています。
販売サービスについて
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新品・中古の足場をはじめとした建設資材を幅広く取り扱っており、中古商品については、プロによる点検・補修が済んでいます!
また、中古足場でも新品足場でも、注文は各営業所で受け付け、1本、1個から全国に配送しています。
買取サービスについて
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足場の買取ならカセツ商会
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