コラム

一側足場と二側足場の違いとは?足場の種類についても解説

投稿日:2023.3.31  更新日:2024.1.10

建設現場などで設置する足場は、外から見ると一見どの現場でも同じように見えるかもしれません。

しかし、その現場の状況や広さに合わせて、最適な足場を選んで組み立てる必要があります。

その際、幅の広い二側足場を設置しますが、十分な幅が確保できない場合は一側足場を使用するのが一般的です。

本記事では、一側足場と二側足場の違い、一側足場の使用場面や種類などについて詳しく解説します。

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一側足場とは

一側足場は、建築現場で設置される単管足場の一つです。

名前の通り、1本の支柱にブラケットを取り付けて張り出させ、その上に作業板を並べた足場のことを指しますが、あくまでも足場の形式を表す言葉で、例えば丸太を使う場合は「一側丸太」、単管を使う場合は「一側単管足場」と呼ばれます。

 

下記の記事では、単管足場について解説していますので、こちらもぜひご覧ください。

単管足場と枠組足場の違いとは?足場の現場との相性も解説

二側足場・本足場との違い

一側足場が1本の支柱を軸に設置するのに対し、縦方向の支柱を内側と外側に2本設置し、その間に作業板を渡した足場のことを二側足場もしくは本足場と呼びます。

住宅の建築工事などで主に用いられているため、一般的に「足場」と聞くとこの二側足場をイメージする人が多いでしょう。

一側足場の使用場面

一側足場は、原則として敷地が狭く、二側足場をはじめとする他の足場を組むことができない時に設置されます。

ただしバランスが取りづらく、作業員だけでなく足場自体が転倒するリスクもあるため、よほどの理由がない限りは使用されないのが通説です。

一側足場の注意点

一側足場は、支柱が片側だけとなることから一般的な足場に比べると強度は低く、耐荷重も少なくなります。

そのため、通常の建築現場以上に安全管理や事故予防策の徹底が求められます。

実際の現場では、狭小地などやむを得ない状況であっても、その危険性から使用を禁止されているケースもあるのです。

一側足場で利用される足場の種類

作業現場で一側足場として使われている足場は「くさび式足場」と「ブラケット付き一側足場」です。

それぞれの違いについて知っておきましょう。

くさび式足場

部材の接続部分に「くさび」という部品をハンマーで打ち込んで組み立てていく足場のことを「くさび式足場」といい、主に中低層建築工事に活用されます。

ハンマー1本で手軽に組み立てや解体が可能で、コンパクトに結束して保管・輸送できるのがメリットです。

また、建物の形状や現場の状況に合わせて組み上げていくことができるため、複雑なデザインの建物にも柔軟に対応できます。

ブラケット付き一側足場

ブラケット付き一側足場は、単管と呼ばれる鉄パイプに足をのせる作業台をボルト固定した足場のことです。

原則として高さ15m以下で使用でき、それ以上になる場合は、建地の最後部から計測して15m未満の部分は建地を2本組みとすることが義務付けられています。

一側足場を設置する際は普段以上に安全性の確保を

今回は、一側足場と二側足場の違いや一側足場の使用場面、種類などについてご紹介しました。

基本的には、一側足場のリスクを考慮し別の足場が採用されることになりますが、土地の広さや現場の環境によっては一側足場を組まなければならないケースもあります。

一側足場を使う際は、安全管理や事故予防策をしっかりと練った上で、十分に注意して作業しましょう。

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カセツ商会について

株式会社カセツ商会は、千葉県野田市に本社を置く、建設用足場資材の販売・買取の専門業者です。
同社は、新品・中古の足場資材を中心に、建築現場で必要とされる仮設資材を幅広く取り扱っています。具体的には、足場資材、単管パイプ、仮囲い、敷き鉄板などを提供しており、また、現場で使用される親綱や保安部品も取り扱っています。
地元はもちろん、全国の足場工事業者をはじめ、工務店、一般建設業者からも支持を受けています。

創業以来、お客様に安心・安全な建設資材を提供するため、同社では品質にこだわった商品の提供に努めています。
特に中古足場資材に関しては妥協を許さず、徹底的な検品、修理を行いお客様が安心して使用できる中古足場資材を提供することを心がけています。

販売サービスについて

千葉県野田市本社に約3,000坪ある資材センターを中心とし、各営業所も1,000坪以上の敷地を有して注文を受け、全国へ配送しております。
新品・中古の足場をはじめとした建設資材を幅広く取り扱っており、中古商品については、プロによる点検・補修が済んでいます!
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