コラム

足場に設置する養生シートの役割・種類と大きさによる価格の目安

投稿日:2023.7.12  更新日:2024.1.22

「足場に養生シートを設置しなければならないと聞いたけど役割がわからない」などと考えていませんか。
養生シートは、周囲に与える悪影響を抑えつつ安全に作業を行うため欠かせないものです。

いくつかの種類があるため、用途に合わせて選択することが大切です。

ここでは、養生シートの概要とその役割を解説するとともに養生シートの種類、価格の目安などを紹介しています。設置にあたり理解を深めたい方は参考にしてください。

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足場で使う養生シートとは

養生シートは、作業をするときなどに周囲のものを汚したり傷つけたりしないように覆い被せるシートです。

足場においては、建物全体あるいは足場全体を覆っているシートを指します。
建築現場で見かける建物をぐるりと囲んだグレーやブルーのシートをイメージするとわかりやすいかもしれません。

最近では、大規模な建物の修復などにデザイン性の高い養生シート(デザイン養生シート)が用いられることもあります。

デザイン養生シートのメリットは、景観を損なわないことや広告媒体として活用できることです。ちなみに、養生シートはメッシュシートや飛散防止シートと呼ばれることもあります。名称は異なりますが、基本的には同じものといえます。

下記の記事では、メッシュシートについて詳しく紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。
関連記事:足場に欠かせないメッシュシートの役割と設置に関するルール

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養生シートの役割

養生シートの主な役割は次の3つです。

【役割】

  1. 粉塵や塗料の散布を防ぐ
  2. 近隣への騒音対策
  3. 落下物による危険防止

さまざまな役割を担っているといえるでしょう。各役割について詳しく解説します。

役割①粉塵や塗料の散布を防ぐ

養生シートは、周囲へ塗料や粉塵などが舞い散ることを防ぐため用いられています。例えば、塗装で高圧洗浄を行うと汚れが混じった水しぶきが周囲へ飛散します。塗装時には塗料も舞い散るでしょう。養生シートを使用せずに工事をすると、これらが周囲の建物や自動車、洗濯物などを汚して近隣住民や通行人に迷惑をかけるかもしれません。クレームが入ると、工事をいったん中止しなければならない恐れがあります。このようなトラブルを防ぐため、養生シートで建物全体、足場全体を覆っているのです。

役割②近隣への騒音対策

騒音を和らげる目的でも養生シートは用いられています。
工事現場では、毎日のように大きな音が発生します。

例えば、建設機械の音、がれきが崩れ落ちる音、作業員同士の大声での会話などが考えられます。日常生活に耳慣れない大きな音が入り込むため、近隣住民からすると不快であることが少なくありません。

工事前にご挨拶を行っていたとしても、想像以上に大きな音であったり工事が長期間に及んだりするとストレスになってしまいます。騒音でクレームが入った場合も、工事をいったん中止しなければならない恐れがあります。
こうしたトラブルを防ぐため、近隣住民に迷惑をかけないため、養生シートは使用されています。

役割③落下物による危険防止

さまざまな対策を講じて注意していても、工事現場で落下物を完全になくすことはできません。何かしらのきっかけで、作業中に資材や工具などを落としてしまうことがあります。足場の上から落とした工具などが、走行中の自動車や通行中の歩行者にぶつかると大きな事故になってしまいます。

養生シートはこのようなトラブルを防ぐ目的でも用いられています。また、足場から作業員が落下することも考えられます。

実際に、高所からの墜落や転落が多発しているため、平成21年、平成27年に労働安全衛生規則が改正された点は見逃せません。物体の落下防止措置として、養生シート(メッシュシート)などの設置などが必要になっています。

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養生シートの種類

養生シートは、特徴によりいくつかの種類に分類できます。主なものとして防炎シートと防音シートがあげられます。それぞれの特徴は次の通りです。

防炎シート

燃えにくい、燃え広がりにくい加工が施されたシートです。高層建築物(高さ31m超の建築物)や不特定多数の人が出入りする施設(地下街・飲食店・旅館など)、容易に避難できない方が利用する施設(病院・福祉施設・保育所など)などにおける防炎対象物品は、防炎物品(消防法に定められた防炎性能基準の条件を満たしたもの)の使用が義務付けられています。

防炎対象物品の例として、工事用シート、カーテン、絨毯などがあげられます。したがって、これらの施設では一定の基準を満たす工事用シート(防炎シート)を使用しなければなりません。防炎物品には赤字で「防炎」と記載されたラベルが貼り付けられています。

防音シート

音が外部へ漏れにくくする加工を施したシートです。

具体的な効果は製品で異なりますが、一定の減音効果を期待できるため使用により目標値を達成できる可能性があります。
防音シートには減音以外の効果も期待できます。

隙間がないシートを使用しているため、メッシュシートよりも塗料や粉塵などの飛散を防ぎやすくます。ただし、通気性が低いため風の影響は強く受けます。
したがって、強風が予想されるときは防音シートを外してはためかないようにするなどの対策が必要です。

養生シートの大きさと価格の目安

養生シートの大きさは1間で表示されます。1間をメートルに換算すると1.82m(=1.8m)です。1×1(1間1間)であれば1.8m×1.8m、1×2(1間2間)であれば1.8m×3.6m、1×3(1間3間)であれば1.8m×5.4mになります。これらをつなぎ合わせて使用します。

養生シートの価格は1平方メートルあたり100~200円程度が相場です。1×3であれば972~1,944円が相場といえるでしょう。具体的な金額は製品やその大きさで異なります。また、防炎シート・防音シートなど特別な機能を備えているものは割高になる傾向があります。

養生シートを正しく活用しましょう

ここでは、足場の養生シートについて解説しました。使用する主な目的は、塗料などの飛散を防ぐこと、騒音を防ぐこと、モノや人の落下を防ぐことです。確実かつ安全に作業を行うため欠かせません。選択肢として、防炎シートや防音シートがあげられます。目的などにあわせて使い分けることが重要です。この記事を参考に、養生シートを選んでみてはいかがでしょうか。

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具体的には、足場資材、単管パイプ、仮囲い、敷き鉄板などを提供しており、また、現場で使用される親綱や保安部品も取り扱っています。
地元はもちろん、全国の足場工事業者をはじめ、工務店、一般建設業者からも支持を受けています。

創業以来、お客様に安心・安全な建設資材を提供するため、同社では品質にこだわった商品の提供に努めています。特に中古足場資材に関しては妥協を許さず、徹底的な検品、修理を行いお客様が安心して使用できる中古足場資材を提供することを心がけています。

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