コラム

ビケ足場とは?特徴と価格を紹介

投稿日:2023.7.12  更新日:2024.1.10

足場には様々な種類があり、建築現場の特徴に適した足場を使うことが大切です。足場の中でも、住宅建築の際に多く使われるのが「ビケ足場」です。

こちらの記事ではビケ足場について、特徴やメリット・デメリット、足場の単価について詳しく解説しています。足場材をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

中古足場販売の株式会社カセツ商会

ビケ足場とは?

ビケ足場は、「くさび緊結式足場」の商品名で、1979年に大三機工商会が開発しました。緊結する部分にくさび方式を用いた部材として日本で初めて発売され、幅広く普及したことから、多くの場合、くさび緊結式の足場を総称してビケ足場と呼んでいます。

ビケ足場は、安全性やサビに強いなどの耐久性、作業のしやすさ、ハンマーだけで組み立て・解体ができるのが特徴で、住宅の外壁塗装などを行う場合は、ほとんどビケ足場が用いられています。また、最近では、低層住宅用の足場だけでなく、中層建築や一部の高層建築でも採用されています。

下記の記事では、くさび足場について詳しく紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。
関連記事:くさび足場とは?足場の種類と必要な部材について解説

 

Contact

ご相談・お問い合せ

ビケ足場のメリット

ビケ足場が幅広く普及する前の足場は、丸太などが使用されていて、安全性や作業のしやすさに課題を抱えていました。それまでの足場の常識を変えたビケ足場には、どんな優れた点があるのか、3つのメリットを紹介します。

メリット①簡単に組み立て・解体できる

ビケ足場のメリットの1つ目が、ハンマー1本で簡単に組み立て・解体できることです。ハンマーを使って緊結部がついた支柱にブラケットを打ち込み、踏板や手すりを組み合わせます。部材の組み合わせによって、建物の形に合った足場を作れるため、複雑な形の建物でも足場を組む・外すことが可能です。

メリット②コストが削減できる

メリットの2つ目は、足場にかかるコストを削減できることです。ビケ足場は他の足場に比べて軽いのが特徴です。コンパクトに結束できるため、少ない人数で運べます。その分、全体の人件費や運搬費などが抑えられるでしょう。

メリット③工期が短い

メリットの1つ目で紹介したように、ビケ足場はハンマーだけで組み立てや解体できるのが特徴です。簡単に作業を行えると、足場設置にかかる時間が短縮でき、工期全体の短縮にもつながります。

ビケ足場のデメリット

多くの低層住宅用の足場を始め、中層建築でも用いられるビケ足場ですが、デメリットもあります。高層建築には適さないことや組み立てる際に大きな音が発生するデメリットについて解説します。

デメリット①高層建築の施工には適さない

ビケ足場は、一部の高層建築で使用されていますが、基本的には高層建築の足場には適していません。なぜなら、高層建築の施工には、重量や強度がある足場が求められるからです。多くの場合、高層建築にはビケ足場よりも高い強度を持つ枠組足場が採用されています。

下記の記事では、高い場所での作業に用いられる移動式足場を紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。
関連記事:移動式足場とは|特徴・メリットと押さえておきたい注意点・選び方

デメリット②組み立て時の音が大きい

ビケ足場のハンマー1本で組み立て・解体ができるという特徴は、メリットである一方、デメリットでもあります。作業の際に大きな音が発生し、騒音につながるからです。ハンマーで打ち付ける音が大きいため、周辺住民からクレームが入ることもあります。作業する場所や時間帯など周辺への配慮が必要です。

ビケ足場の価格

ビケ足場の単価は1㎡あたり平均で800円から1,000円前後です。取り扱う業者によって価格に差があるほか、住宅の形や作業場所によっても異なります。

ビケ足場の価格は、足場架面積に足場単価をかけるとおおよその代金がわかります。足場架面積とは、足場の外側の面積のことで、建物の外周から算出できます。以下で足場の価格を求める計算式を紹介します。

① 建物の外周:((長辺+60㎝)×(短編×60㎝))×2
② 足場架面積:建物の外周×(高さ+屋根上の1m)
③ 足場の代金:足場架面積×足場の単価

例えば、長辺が8m・短辺が6m・高さ6mの住宅で、足場単価が1000円の場合を計算してみると、

① 建物の外周:((8m+60㎝)×(6m+60㎝))×2=113.52㎡
② 足場架面積: 113.52㎡×(6m+1m)=794.64㎡
③ 足場の代金: 794.64㎡×1,000円=794,640円

この代金に設置される養生ネットの価格などがプラスされるほか、設置場所によってさらに費用がかかるケースがあります。

Contact

ご相談・お問い合せ

建築現場に適した足場で安全性・作業性を高める

ビケ足場とは何か、メリット・デメリットについて解説してきました。

ビケ足場は、ハンマーだけで組み立て・解体でき、耐久性にも優れているのが特徴で、多くの低層住宅や中層建築で採用されています。

一方で、足場に重量が求められる高層建築には基本的に適していないことや、施工時に騒音を発生させてしまうなどのデメリットもあります。

ビケ足場の単価は1㎡あたり平均で800円から1,000円ほどで、足場架面積に足場の単価をかけると、おおよその足場の価格を算出できます。

足場は種類によってメリット・デメリットがあります。工事の作業性・安全性を高めるためにも、建物現場に適した足場を使用しましょう。

カセツ商会では適切な足場のご提案をさせていただきます。足場でお悩みの方は気軽にご相談ください。

中古足場材の販売の株式会社カセツ商会

カセツ商会について

株式会社カセツ商会は、千葉県野田市に本社を置く、建設用足場資材の販売・買取の専門業者です。同社は、新品・中古の足場資材を中心に、建築現場で必要とされる仮設資材を幅広く取り扱っています。
具体的には、足場資材、単管パイプ、仮囲い、敷き鉄板などを提供しており、また、現場で使用される親綱や保安部品も取り扱っています。
地元はもちろん、全国の足場工事業者をはじめ、工務店、一般建設業者からも支持を受けています。

創業以来、お客様に安心・安全な建設資材を提供するため、同社では品質にこだわった商品の提供に努めています。特に中古足場資材に関しては妥協を許さず、徹底的な検品、修理を行いお客様が安心して使用できる中古足場資材を提供することを心がけています。

販売サービスについて

千葉県野田市本社に約3,000坪ある資材センターを中心とし、各営業所も1,000坪以上の敷地を有して注文を受け、全国へ配送しております。
新品・中古の足場をはじめとした建設資材を幅広く取り扱っており、中古商品については、プロによる点検・補修が済んでいます!
また、中古足場でも新品足場でも、注文は各営業所で受け付け、1本、1個から全国に配送しています。

買取サービスについて

不要になった足場資材、余剰の単管パイプ、万能板、敷鉄板などの仮設資材を買取ります。現場で使用していた足場が不要になった場合は、当社の買取サービスをご利用ください。

当社では、中古足場の高価買取を行っており、また、足場の買い戻しも可能です。お客様の状況に合わせて最適なご提案を行います。

足場の買取ならカセツ商会

カセツ商会の強み3点

強み① プロによる点検・補修

当社では、品質に妥協を許さず、全商品にプロによる点検・補修を行っています。そのため、安心・安全・整備済みで、すぐに使える商品をご用意しています。

強み② 圧倒的な在庫量

本社には約3,000坪ある広大な資材センターがあり、新品・中古足場、建設資材、なんでも取り扱っています。
お客様の「これ、欲しい。」にいつでも対応できるよう豊富な商品ラインナップをご用意しております

強み③ 全国でも対応可能

当社は本社を千葉県に構えていますが、北海道、宮城県、大阪府、福岡県にも営業所を展開しており、全国での注文受付、配送が可能です。また、買取についても、お客様のもとへお伺いして対応いたします(※離島、少量の場合を除く)。

▼簡単!無料相談・見積もり▼